町田市、花粉症改善、線維筋痛症、発達障害、癒し系カルチャースクール/ 今福敏雄研究室

今福敏雄 公式サイト

sub_img01.gif
column_title.gif

3.少陽病

少陽病というのは、半表半裏の病位を示し、太陽病が表、陽明病が裏とすると、その中間に位置するものです。
傷寒論には、口苦、目眩、咽干がするとありますが、これは胆に熱が入ったためであり、少陽病は胆と大いに関係します。
急性病、つまり風邪等からこじれて少陽病になったりしますが、この場合は表と裏の間で邪が行ったり来たりするのです。
要するに、表に近づけば悪寒がし、裏に近づけば悪熱を感じます(往来悪寒)。
また、疲労倦怠感、食欲不振等も生じます。このような時には、表証に用いられる桂枝湯と、少陽病の代表処方である小紫胡湯とを合方した紫胡桂枝湯が用いられます。
慢性的な少陽病症は木(肝胆)に属し、木は根を伸ばして自ら生きようとするところから、肝胆もそのような性質をもちます。これを条件作用といいますが、肝胆は何かを行おうとする時、戦う管であります。
したがって、肝胆は怒りを主るとありますが、このストレスが強すぎると、戦うために肝胆の代謝を良くするよう、気血(血液やリンパ液)が肝胆に集まってきます。それが強すぎるために肝胆が充血を起こし、少腸病に陥るのです。
この様になると、肝胆に熱を持ち、気血がうっ滞するので、胸脇部が重たくなります。これを胸脇苦満といいます。漢方では紫胡剤の証で、三島紫胡が一番良いとされています。
また、脉状を診ると、太陽病期から少陽病期に入る時に弦脉を打ちます。
胸脇部に気血が肝胆経に沿って昇らず、目が疲れやすくなり、偏頭痛を起こしたり、めまいが起こり、顔面が青くなります。そして、肝胆の熱が微熱として患者に自覚され、それが口にこもるので口干したり、口苦するようになります。
さらに、胸脇部から鳩尾あたりにかけて堅くなるので、食欲はあるが、食べるとすぐに満腹になってしまい、嘔吐する者もいます。その上、イライラしたり、気が短くなり、背部の右側肝兪(膀胱経)のあたりが膨隆して便秘を呈するようになります。
代表処法は、肝胆熱を取る小紫胡湯を投じます。